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一般社団法人 大津市歯科医師会

歯の知識

大切な歯と食事の方法

2016年3月1日

歳をとると、「食べることだけが楽しみ」という人がいます。でも、その楽しみもしっかりとした歯とあごがあればということになります。入れ歯があるから大丈夫、と言われるかもしれませんが、自分の歯と同様にかめる入れ歯はほとんどありません。

自分の歯こそ、一生大切にしたい宝物ですが、不幸にも入れ歯になってしまったら、どういうふうに食事を楽しんだらいいのでしょうか。一番大切なことは、入れ歯に慣れ、なじむことです。そのためにも、歯科医によく相談しましょう。

一方、食事については、時間をかけてゆっくり、よくかんで食べることが大切です。よくかむと、唾液の分泌が多くなり、消化がよくなるだけでなく、かむという刺激が大脳を適度に働かせ、老化や痴ほうの防止にもなります。

また、食事はできるだけ、多人数でとる方が良いでしょう。楽しい雰囲気で食べられるだけでなく、好みの食事の差が種類の多さに表れ食品の偏りが無くなるからです。
良質のタンパク質や緑黄色野菜を欠かさないことや、規則正しい時間に食事を取ることなどの健康法や長寿法があります。これには時代の新旧や流行に関係ない真理があると思います。