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一般社団法人 大津市歯科医師会

歯の知識

入れ歯の取り扱いについて

2016年3月1日

使い慣れた入れ歯は、歯や歯肉の代わりになる人工臓器と言える大切なものです。この入れ歯を長く使用するためには、入れ歯と口の中を清潔に保つことが大切です。

入れ歯の汚れは、残っている歯の虫歯や歯周病の原因となり、また、汚れを誤嚥すると身体に害を及ぼすことがあります。食事の後は、入れ歯に付着した食べ物の汚れをブラシで取り除いてください。歯磨剤は毎回使用する必要はありません。流水で洗い流せば十分に取り除けます。入れば専用のブラシもありますが、普通の柔らかいブラシで汚れを落とすことができます。入れ歯の洗浄剤を使用するときは、使用説明書をよく読んでください。汚れをブラシで取り除いてから使用すると、洗浄効果が上がります。

よく洗った後は、入れ歯にぬめりが残っていないことを確認してください。入れ歯を洗うときに落としたり、変な方向に力を加えると壊れることがあります。また、熱湯をかけるなど急激な温度変化は 材質を劣化させるので注意してください。

入れ歯を支えるバネのがかかる歯や入れ歯と接触する歯は汚れが付きやすいので注意して磨きましょう。歯肉のマッサージも忘れずに。